第六番 龍光院(りゅうこういん)

検定試験出題範囲


〒798-0036
愛媛県宇和島市天神町1-1
TEL : 0895-22-0527
宿泊施設 近くに施設有り

【御詠歌】みめぐみの 杖をたよりに 有為の山 越えてくもらぬ 月を見るかな
【御真言】オンマカ キャロニキャ ソワカ

山 号 臨海山
寺 号 福寿寺
本 尊 十一面観世音菩薩
開 山 栄瑜上人
宗 派 高野山真言宗

龍光院縁起

龍光院は元和元年(1615)初代藩主として伊達秀宗公が宇和島へ御入部のみぎり
藩と領民の安泰を計り 宇和島城の鬼門に当たるこの地に鎮めとして建立され
寺領として百石を賜り代々の藩主の信仰深く伊達家の祈願寺として定められる
寛永15年(1638)京都大覚寺二品宮親王が龍光院にしばらく留錫遊ばされ風光明媚を讃えて臨海山福壽寺の号を賜る
弘法大師が四国巡錫の際 都より遠く離れ文化の恩恵が少なきことを憂い 霊場の開創を発願され 成就を経て 九島に鯨大師願成寺を建立され その後当山に合わせ祀られ 四国八十八ヶ所霊場開創発願の寺として 四国霊場四十番奥之院 四国別格霊場第六番札所として南予の霊刹として信仰を集めている

昭和四十五年 新四国百八カ所霊場を開創して 当山全体がお遍路の行場となっており
平成二年 南予一円の守護と安泰を願い 山頂に白亜の除災招福大観音を中国より勧請し
百八煩悩消滅の成就所として 平安と加護を賜って今日に至る

境内には芭蕉の句碑がある。
「父母の志き里に恋し稚児の葦」芭蕉
「芭蕉忌や母は宇和島の人よし」英

案内・地図
JR予讃本線宇和島駅より徒歩5分。車の場合、宇和島駅を目標に進み、宇和島自動車ビルから入り10メートル。普通車10台、バス2台駐車可。