2023年10月31日、11月1日の2日間、 高松市レクザムホール (香川県民ホール)にて四国別格二十霊場先達研修会が開催されました。
今回は令和元年以来となる2日間の研修会開催となり10月31日は第八番十夜が橋永徳寺ご住職より御詠歌の講習会を開催いただきました。先達霊場検定試験も開催され、多くの方がマイスターバッヂを目指して臨まれました。別格霊場検定についてはコチラをご参照ください。
夜には霊場寺院と先達の懇親会も4年ぶりに開催されました。感染防止対策が緩和されて初めての懇親会だったこともあり以前と比べると人数は少なくなりましたが皆様待ち望まれていたご様子でした。
11月1日は、まず物故者の追悼の為法要を執り行いました。
法要後、先達会長(15番箸蔵寺ご住職)より来年よりご挨拶がありました。執行部が入れ替わる為、任期中にあったコロナ渦でのご対応をはじめとしたさまざまな御礼乃至次期執行部への期待のお話などをいただきました。
講習会として能楽師の安田登先生より空海上人のご著作「三教指帰」についてのご講演をいただきました。中国古代哲学や漢字の成り立ち、論語、道教思想を踏まえ能楽師ならではの舞などを踏まえての講演となりました。
今回はお大師さまを切り抜いた散華と高野山の霊木を使用したスタンドが記念品として皆様に贈呈されました。
お昼休憩を挟んで二手に分かれて、現行先達の皆様は第四番鯖大師本坊ご住職より御高話いただきました。歩き遍路の経験を基に各お寺の説明や道中のポイントなどがあり一周お遍路を追体験するようなお話でした。
新任先達の皆様は第十九番香西寺ご住職より御高話をいただきました。お遍路の心得やお大師さまの教えなど熱く語っていただきました。
最期に辞令伝達式が行われ副会長(第六番龍光院ご住職)よりご挨拶をいただき無事閉会となりました。
新型コロナウイルス感染症対策が緩和されたこともあり昨年と比べると倍以上の方にご参加いただき、これからの生活様式に再び活気が戻ってくることを実感した研修会となりました。皆様のご参加、ご尽力心より御礼申し上げます。お忙しい中ご参加を賜りました皆様には心より感謝申し上げますと共に、これからも無病息災、諸願円満をお祈り致します。
(写真提供:KTプロデュース高橋様)