令和6年度四国別格二十霊場会先達研修会が無事に開催されました

令和6年10月25日、26日の二日間、四国別格二十霊場会の先達研修会が、滞りなく開催されました。

多くの先達の皆様にご参加いただき、終始和やかな雰囲気の中で行われ、霊場巡礼に対する理解や信仰心をさらに深める場となりました。

 

今回は昨年に引き続き2日間の研修会開催となり10月25日は第6番龍光院ご住職より御詠歌の講習会を開催いただきました。

先達霊場検定試験も開催され、22名の方がマイスターバッヂを目指して臨まれました。別格霊場検定についてはコチラをご参照ください。

令和6年度の物故者追悼、並びに祈願・廻向の為の法要を執り行いました。たくさんの先達の皆様とともに般若心経を唱え荘厳ななか研修会が始まりました。

よしだ造佛所代表の吉田安成先生・吉田沙織先生による基調講演をしていただきました。「仏像ができるまで」と題して吉田安成先生が仏師になり高知によしだ造佛所を構えるまでのお話と、仏像の作成から完成してその後に関するお話をしていただきました。お昼休憩に入っても質問が絶えず大変ありがたい機会となりました。

 

よしだ造佛所さまは、第2番札所である童学寺さまのご本尊、薬師如来の台座・光背を作成。できあがったものがお披露目されました。直に童学寺さまに納められる予定です。写真は吉田仏師の掘られた仏像が展示されている様子です。

今回の先達研修会では新型コロナウイルス感染症で緊急事態宣言が出されて以来のお砂踏みも実施することができました。

午後からは第19番香西寺乃村住職による先達の心得・作法などの”お授け”が行われました。終始にこやかなムードのなか多くの先達さんたちが頷かれておりました。

 

最後に辞令伝達式が行われ、無事新任先達の補任及びこれまでの先達の昇補が叶いました。

 

なお今回の先達研修会参加者の記念品は第2番童学寺にて授与されている水筒や第16番萩原寺にて求められる瓦せんべいなどを特別にアレンジした品などが贈られました。

ご参加いただいた皆様、そしてこの研修会の開催にあたりご協力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げますと共に、これからも無病息災、諸願円満をお祈り致します。

また今回の研修を通じて、より多くの方々が四国別格二十霊場の巡礼の魅力を知っていただけることを心より願っております。

(写真提供:KTプロデュース高橋様)