第十九番 香西寺(こうざいじ)

検定試験出題範囲

〒761-8015
香川県高松市香西西町211
TEL : 087-881-2337
宿泊施設 なし

【御詠歌】南無大悲 延命地蔵 大菩薩 みちびきたまへ この世のちの世
【御真言】オン カカカ ビサンマエイ ソワカ

山 号 宝幢山
院 号 地蔵院
本 尊 延命地蔵菩薩
開 山 行基菩薩
宗 派 真言宗大覚寺派

略縁起
奈良時代に僧行基により開創され、初め勝賀山のふもとにあり勝賀寺といった。平安初期に僧空海(弘法大師)が再建し現地に移した。嵯峨天皇の勅願寺に選ばれて、寺禄貫を賜り、朱雀天皇のとき、談議所(僧徒学問所)に選定された。鎌倉時代、この地の豪族香西左近将監資村(香西氏の祖)が、幕命をうけ堂塔を再建し香西寺と改称す。その後細川頼之が当寺を本津(香西東町)に移し、十一代香西元資は寺号を地福寺と改称す。天正年間戦火にあい、生駒親正が国主となり、再建ののち高福寺と名を変えた。満治元年、またも失火のため旧寺域(現在の地)へかえることになった。寛文九年、藩主松平頼重公が新伽藍を建立落慶し、別格本山・香西寺となる。その後当時の七堂伽藍はほとんど失火で焼失し、現在の建造物はその一部である。寺宝の毘沙門天立像(木造・檜一本造り、平安時代初期101センチ)は昭和十六年十一月、重要文化財に指定され、藤原時代弘仁佛としては、全国的にも逸品である。

案内・地図
車の場合、瀬戸大橋より瀬戸大橋通り(讃岐浜街道)を高松方面に向かい、香西芝山の信号を右折し、次の信号を越えて30メートル進み、タバコ屋の角を右へ上る。普通車50台駐車可。バスは寺院入り口付近の市道に駐車可。


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