天長五年弘法大師が四国巡錫の砌、この山に金毘羅神の御神託をお受けになり、御本尊を刻まれて奉安し当寺を開創される。以来千有余年の法灯を継ぎ「金毘羅奥の院」として金毘羅信仰の中心をなしている。星祭り、春、秋の例大祭等数多くの法要があるが、中でも「箸供養」は全国に知られている。寺域広大、諸堂荘重の名刹。箸蔵谷の霊域の中に老木が茂り、付近一帯は県立箸蔵自然公園の指定を受けている。また四季折々の食材を用いた精進料理(要予約)が一年中楽しめます。
護摩祈祷 正月三日間特別護摩・毎日朝夕二回修行
当山では開創以来の伝統として、毎日朝夕二回欠かさず護摩祈祷を行っています。これは「箸蔵山の護摩」として世に知られ、信者各位の熱心な信仰を集めています。
「護摩」とは、梵焼・火を燃やすということを指し、特に密教では、火炉を設けて乳木や供物を焼き、本尊さまに祈願することをいいます。
箸蔵寺では一月一日から三日まで修正会という儀式のなかで、新年の開運などを祈念して一日二回「特別護摩」を修法しています。毎日朝夕金毘羅大権現の御宝前で修法される護摩祈祷では、商売繁盛・家内安全・学業成就など、信者各位のための祈念を行います。特別護摩は正月以外でも受け付けています。朝夕の護摩祈祷とあわせて当山事務所へお申し込みください。